夏山合宿 北岳 前編
更新が遅くなったこと、お詫び申し上げます...
三つほどガッ!と更新しますので、チェックしていただけるとありがたいです。
今回は8月8日から8月12日にかけての4泊5日の北岳山行!
・・・の、はずでしたが意外な展開に。
夏山合宿は年に一度の大きな山行ということもあり、みなさん緊張の面持ちで最終ミーティングに望んでいる、かと思いきや、なんだかのほほんとしていたような。
しかし、3年生たちは違いました
それは責任の重さゆえかと思われましたが、明らかに違いました
「台風への恐怖」です
2年前、3年生たちがまだ1年生だったころの白馬岳夏合宿
台風上陸の恐れがあったものの山行を強行、結果台風が直撃し、下山を与儀なくされたそうな。
以後、「白馬岳スプラッシュマウンテン」としてなぜか山行には参加していなかったはずの3年生(な〇みさん)の脳裏にまで焼き付いており、山行のたびにその恐怖体験を目の前で起こっているかのように語って聞かせてくれていました...行ってないはずですよね?
一日目(8月8日)
そんな先輩たちの不安を吹き飛ばすかのような晴天の中、バスは広河原に着いたのです
ここまできたら3年生たちは覚悟を決めたようで、念入りなミーティングを行っていました
一年生の気合も十分!?フレッシュな女子陣に比べ、男子陣からは4泊5日を舐めてるフシが...?
まだ新人山行でしか泊まりを経験していない一年生にとっても不安の多い山行でしょう。
天気に不安を覚える3年生も多い中、2年生はしっかりしていたでしょうか...?
吊り橋にテンションを上げつつ一日目の行程をなんなく終え、白根御池小屋へ
I go くんの激しい宣伝活動により、ソフトクリームを買う部員が多かったような気がします。彼はいったいどんなおまけをもらったんだ...
ひなたぼっこをしたり、天皇陛下のお気持ちに聞き入ったり、思い思いの午後を過ごした後、夕飯の豚汁と炊き込みご飯をいただきました!
今年は装備に関して大幅な改良があったので、のびのび寝ることができます
かさばる上に重いブルーシートを持ったり、狭いテントの中三角座りで寝たり...去年の夏合宿を思うと涙がちょちょ切れるばかりです・・・・!(反面、狭いテントでぎゅうぎゅうづめのほうが暖かかったという声も...)
二日目(8月9日)
運命の二日目!?山行の予定を大きく覆す決断...!
大所帯にもかかわらずスムーズにすすめられた朝ごはんを終え、いざしゅっぱつ!
今日の予定としては、草滑りを抜け、北岳肩の小屋にテントを張り、荷物を置きサブザックで小太郎山へいく!という行程です
総コースタイムは400分!4泊5日の中でもダントツの長さです。
白根御池小屋を出てすぐにぶつかる草滑りに、翻弄されていました。僕は。
写真を撮ってる余裕がないほどにここで疲弊してしまった3隊は、草滑りを青息吐息で乗り越え、肩の小屋へ...
するとそこには、テント設営をする気配を微塵も見せない、ダラダラしていた第一隊、第二隊が...
曰く「しんどいから小太郎山には登らずこのまま北岳山荘まで進みたい」
とのこと
話は変わりますが私たちは3日目に農鳥小屋という場所で素泊まりをする予定でした
草滑りが可愛く見えるくらいの難関が待ち構えていると知りながら
しかし!
先述の北岳山荘まで、2日目に進むことができれば...
3日目は農鳥小屋に泊まることなく、大門沢小屋に泊まることができる...
そうなれば難関をすっ飛ばすことができるうえ、山行全体が4泊から3泊に短縮できるのでは、といったことが第一隊、第二隊の頭の中にはあったのではないかと思います。
結局、2日目は草滑りで疲れた体を推して、重いザックを背負って北岳山荘まで進みました。
後半へ続く....!!